ハイトーンの出し方、教えます

カラオケ・ライブで歌える音域を格段に拡げるボイストレーニング方法を教えます。 枯れないハイトーンは誰でも出せるようになる!シンガー・歌い手支援サイトです。工事中。

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初めまして、ボイストレーナーのマッキーです。

このブログでは、裏声を地声化することで喉に負担をかけることなくハイトーンを出す方法をまとめようと思います。

また、さまざまな理論が混在するボイストレーニングにおいて、より一般化した理論や手法を教えていこうと思います。

対象として、ボイストレーニングをやったことの方から、ボイストレーニング経験者まで幅広く為になるような内容にしていきます。

そして、このブログでは
裏声で出せる音域を全て地声のように聞こえるようにし、低音域から高音域まで自然に聞こえるようになることを目標とします。

そうすることで、誰の耳から聞いても「こいつの歌はうまい!」といわれるレベルになれます。また、一晩中歌い続けても声が枯れたり、喉が痛くなることも少なくなります。

当ブログはカテゴリー別に教えたいことをまとめています。(右のカテゴリー一覧から見たいページにジャンプできます)

  • 練習の注意事項(現在作成中・・・・)

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最後に末筆ですが、歌を愛する皆様に少しでもお力添えできればと思っています。


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前回までで、輪状甲状筋(裏声を出すとき働く筋肉)と閉鎖筋(地声を出すとき働く筋肉)が重要であることは分かったと思います。

「じゃあ、他の筋肉は必要じゃないの?」と言われるとそうではありません。
確かに、声を出すという観点からは輪状甲状筋と閉鎖筋は非常に重要です。ただ、歌を歌うという観点にたつと、他にも必要な筋肉はあります。

その中でも、呼吸筋は重要度が高いです。いわゆる、「腹式呼吸」や「腹から声を出す」というのはこの筋肉の働きが大きいです。
YUBAメソッドで有名なボイストレーナーの弓場徹さんも、「歌うときに重要な筋肉の1つに「呼吸筋」を挙げています。

呼吸筋を鍛えることの長所に、「深い声(腹声)で歌えるになる」「長いフレーズも楽に歌える」「ブレス感覚の短い部分でも無理なく吸える」というのがあります。これらは最近のPOP,ロックを歌う上で非常に重要なので、是非身につけましょう!(具体的なやり方は次回示します)

最後にちょっと捕捉を。
「ブレストレーニング=肺活量を高めることなのか?」という疑問に答えようと思います。

これは半分正解で半分外れです。
どういうことかというと、確かにブレストレーニングをすることで肺活量は高まるのですが、それが目的という訳ではないんです。

ブレストレーニングの目標は「息を効率よく声にする」ということにあります。
そして、そのためには「適切な量の息を肺から口に送る」ことと「肺活量を高める」ことの両方が必要になります。
この2つはかけ算で効いてくるので、例えどちらか一方がすごくできても、もう一方がダメだと、息を声にする効率は格段に下がります。

このことを良く頭にいれて、練習をしてみましょう!



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では、練習方法について説明をします。

①の鍛え方を見ていきましょう。
まず、低い音域でボーカルフライ(エッジボイス)を出します。

できましたか?できない場合は力が入ってる証拠です。脱力を心がけてチャレンジしましょう。

エッジボイス自体ではそれほど閉鎖筋は鍛えられないのですが、ここでは喉の中のガラガラとした感覚をつかめればOKです!


次にこのガラガラとした感覚を、声に乗せて出してみましょう。ボーカルフライに比べてちょっと明るめの、しゃがれたような声になります。
この声はボイトレ専用の声なので、普段喋ったり歌ったりするときは普通の声で大丈夫です(笑)


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この声で、だいたいLowGからMid1Cまでを音階練習しましょう。母音は「あ」です。(音源は後ほどアップロードします)
1分くらい練習したら休憩を挟んでくださいね。


次に②、③(中音域、高音域の閉鎖筋)の鍛え方を見ていきましょう。ここでは、息漏れのない裏声やスタッカートを用いた発声練習が有効です。

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個人差はありますが、②を鍛える際はMid2CからHiC、③を鍛える際はHiAから無理のない裏声最高音までを使います。

まず、息漏れのない裏声で、これらの音域をスケールしましょう。母音は「おー」です。
声帯の閉鎖については深く考えず、極力息漏れしない発声ことだけを考えてください。(後ほど音源を追加します


次に、「おーおー」というグッグッグッ(Goog)」や「ゴッゴッゴッ(Gog)」、「ネイネイネイ(Nay)」に置き換えて練習しましょう。
この練習では、舌の位置が重要になってきます。この練習を日本人が始めて行うと、ほとんどの人は舌を上方向に動かしてしまいます。これは間違ったやり方です。

ではどうするかというと、まず「ゴー(Go)」と言ってみましょう。すると、舌が下あごにくっつくと思います。
ポイントは、この舌の状態をキープしたまま練習するということです!
これで練習すると、音の響きも格段に良くなります。
また、日頃カラオケ等で歌うときも、この舌の位置のキープを心がけてくださいね。


最後に、「あっあっあっ」というスタッカートの発声でスケールしてみましょう。スタッカート発声時、勝手に声帯は閉まるのでとても効果があります。



今回は数ある練習方法の中でも特に効果があるものを紹介しました!
すべての練習方法を一気にやる必要はなく、1日1種類やれば十分です。休憩には常に気を遣って練習してくださいね


次の記事:ブレストレーニングの知識



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閉鎖筋は声帯(声門)を閉鎖することで、声をよりタイトに聞こえるようにする筋肉の一つです。
この筋肉と輪状甲状筋をバランス良く鍛えることで、声域全体を地声化することが可能です!
(声帯閉鎖と喉を開くことの違いは後ほど教えます)

無題














特に、中間音域と高音域の閉鎖筋(図の②と③)はハイトーンを出す上で非常に重要です!!

前回、この音域は「息漏れの少ない裏声で歌う」と言いましたが、実際カラオケなんかでやってみると
  • 「ファルセット(息漏れのある裏声)になってしまい何か変だ」
  • 「無理矢理裏声を地声化しようとして喉を締め付けた結果、尖った感じの変な地声になってしまった」
となる場合があります。
これは、閉鎖筋が、喉をリラックスさせた状態使えるほど十分に発達してないことが原因です。

つまり、輪状甲状筋を鍛え、裏声の土台をしっかり築き、閉鎖筋で支えてあげれるようになることが重要というわけですね。


また、
低音の閉鎖(図の①)も(ハイトーンという主旨からはずれますが)すごく重要です。
一般にいう地声」を出すときにはこの筋肉が働いてます。なので
「日頃使えてる筋肉なら、鍛える必要ないんじゃないの?」
と思われるかもしれませんが、いわゆる「良い声」を出すためにも、絶対に鍛えるべき部分です。
特に、日頃から声の通りが悪い人(よく聞き返される人)は低音域から閉鎖筋が弱いことが大半です。
低音域の閉鎖筋は他のブロック(図の②~⑥)に比べて、簡単に強化することができるので、ぜひやってみてください



次の記事:閉鎖筋の鍛え方(実践編)


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さて、練習に入る前に、ここからPC上で使えるキーボードを落としてください。


2無題




















練習方法として、「ホーホー」という息漏れした裏声と「オーオー」という息漏れのない裏声で音階練習をします。
(HiC)ドシラソファミレド(Mid2C) (Mid2C)ドレミファソラシド(HiC)という簡単なスケールをやってみましょう。
なるべく喉の力を抜いて、高音部では特に張り上げることのないよう注意します。

HiCが出ない!という方は無理せず出しやすい音から下に向かってスケールしましょう。

どうでしょう?やはり低い部分が難しいのではないでしょうか?
⑤の入り口の部分を上手になることが、上手くハイトーンを出すためのキーポイントになります!
ここはやはり慣れるしかないので、繰り返し練習していきましょう。

他にも(Mid2)ドミソド(HiC)ソミド(Mid2)や(Mid2)ドレミファソファミレドミドミドといった様々な練習法があります。色々試してみましょう。(そのうち音源を追加する予定です)

※裏声というのは想像以上に喉にダメージが残ります。1~2分発声したら休憩することを強くオススメします。


次に、⑥の部分の輪状甲状筋を鍛えましょう。
この部分は
正しく発声できてるかどうかで出せるかどうかが大きくことなってきます!
とにかくここは脱力、リラックスが鍵になります。もう寝てしまうんじゃないかと思うくらい喉の力を抜いて発声します(笑)
HiCから、できるだけ無理のない高さまで音階を上げていき、下りていくという練習を繰り返しましょう。もちろん、休憩を忘れないように!

最後に、息漏れのある裏声と息漏れのない裏声について書いておきます。
簡単にいうと、
  • 息漏れのある裏声=「輪状甲状筋のトレーニング専用の発声」
  • 息漏れのない裏声「実践的な発声」
です。
息漏れのない裏声は、実は同時に閉鎖筋(地声の筋肉)も鍛えられています。一方、息漏れのある裏声は閉鎖筋こそ鍛えられないものの、輪状甲状筋のトレーニングという観点から見ると息漏れのない裏声と比べよりベターな、ボイトレ専用の発声であると言えます。

カラオケやライブで中間音域、高音域を歌うときは、リラックスした状態で息漏れのない裏声で歌うことになります。これにより、自分は裏声を出しているはずなのに、周りの人からはふくらみのある地声のように聞こえます。
これが、ミックスボイス・ヘッドボイスの正体だと考えてください。

ただし、閉鎖筋(地声の筋肉)が弱い場合、中、高音音域で息漏れしてしまいます!(いわゆるファルセットになってします)
そこで、閉鎖筋を鍛える必要が出てくるわけです。次回はその閉鎖筋の鍛え方に着目しましょう。


次の記事:閉鎖筋の鍛え方(理論編)

 
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輪状甲状筋は裏声を支える筋肉です。そして、実際に鍛える際も、裏声を出すトレーニングが主流です。

一般に、裏声といったら「ものすごい高い声で、J-popやJ-Rockの歌の一部でちょこっと使われてる」といったイメージでしょうか。

しかしながら、前回説明したように、裏声はかなり広い音域で使えるようにならなければなりません。無題
















この図でいうと。⑥だけではなく、④や⑤の音域でも裏声を出せなくてはいけない、ということですね。
最初のうちは途中で地声にひっくり返ってしますかもしれませんが、鍛え続ければひっくり返ることなく出せるようになります。

次は輪状甲状筋の具体的な鍛え方です


次の記事:輪状甲状筋の鍛え方(実践編)


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歌うとき、2つの筋肉を使うことは分かったと思います。今回は、いかにしてその筋肉を鍛えるかを教えます。
まず、トレーニング全体を簡略化して書くと、
  1. 地声を出す時に働く筋肉、裏声を出す時に働く筋肉それぞれを、音域毎に鍛える。
  2. 音域間のスケール(音階)練習をすることで、なめらかに低音域から中間音域、高音域へ繋げていく

このふたつの繰り返しになります。今回は、1に着目しましょう。


無題








これは、歌う際に使う声の種類(緑、赤、紫)と、閉鎖筋、輪状甲状筋が強く働く音域(青枠)を表した図です。

閉鎖筋は音域全体で、輪状甲状筋は中音よりの低音から高音までで働いているのが分かると思います。


なぜ低音域の輪状甲状筋が働く帯が短いのか、なんとなく想像がつくでしょうか?これは低い裏声を出していくと、地声低音では表声になってしまうためですね。


また、ボイストレーニングをしたことの人の多くは中音、高音での閉鎖筋がそれほど強くないため、高音部分で裏声になってしまったり、無理矢理喉を締め付けて閉鎖してしまい、尖った感じの地声になったりしてしまいます。



私のレッスンでは、上の図の①~⑥の筋肉をそれぞれ鍛えていきます。

このサイトでは、簡単化のために、②と③、④と⑤と⑥はそれぞれ同じような練習で鍛えていきます。



次の記事:輪状甲状筋の鍛え方


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