では、練習方法について説明をします。

①の鍛え方を見ていきましょう。
まず、低い音域でボーカルフライ(エッジボイス)を出します。

できましたか?できない場合は力が入ってる証拠です。脱力を心がけてチャレンジしましょう。

エッジボイス自体ではそれほど閉鎖筋は鍛えられないのですが、ここでは喉の中のガラガラとした感覚をつかめればOKです!


次にこのガラガラとした感覚を、声に乗せて出してみましょう。ボーカルフライに比べてちょっと明るめの、しゃがれたような声になります。
この声はボイトレ専用の声なので、普段喋ったり歌ったりするときは普通の声で大丈夫です(笑)


無3題












この声で、だいたいLowGからMid1Cまでを音階練習しましょう。母音は「あ」です。(音源は後ほどアップロードします)
1分くらい練習したら休憩を挟んでくださいね。


次に②、③(中音域、高音域の閉鎖筋)の鍛え方を見ていきましょう。ここでは、息漏れのない裏声やスタッカートを用いた発声練習が有効です。

4無題











個人差はありますが、②を鍛える際はMid2CからHiC、③を鍛える際はHiAから無理のない裏声最高音までを使います。

まず、息漏れのない裏声で、これらの音域をスケールしましょう。母音は「おー」です。
声帯の閉鎖については深く考えず、極力息漏れしない発声ことだけを考えてください。(後ほど音源を追加します


次に、「おーおー」というグッグッグッ(Goog)」や「ゴッゴッゴッ(Gog)」、「ネイネイネイ(Nay)」に置き換えて練習しましょう。
この練習では、舌の位置が重要になってきます。この練習を日本人が始めて行うと、ほとんどの人は舌を上方向に動かしてしまいます。これは間違ったやり方です。

ではどうするかというと、まず「ゴー(Go)」と言ってみましょう。すると、舌が下あごにくっつくと思います。
ポイントは、この舌の状態をキープしたまま練習するということです!
これで練習すると、音の響きも格段に良くなります。
また、日頃カラオケ等で歌うときも、この舌の位置のキープを心がけてくださいね。


最後に、「あっあっあっ」というスタッカートの発声でスケールしてみましょう。スタッカート発声時、勝手に声帯は閉まるのでとても効果があります。



今回は数ある練習方法の中でも特に効果があるものを紹介しました!
すべての練習方法を一気にやる必要はなく、1日1種類やれば十分です。休憩には常に気を遣って練習してくださいね


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