歌うとき、2つの筋肉を使うことは分かったと思います。今回は、いかにしてその筋肉を鍛えるかを教えます。
まず、トレーニング全体を簡略化して書くと、
次の記事:輪状甲状筋の鍛え方
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まず、トレーニング全体を簡略化して書くと、
- 地声を出す時に働く筋肉、裏声を出す時に働く筋肉それぞれを、音域毎に鍛える。
- 音域間のスケール(音階)練習をすることで、なめらかに低音域から中間音域、高音域へ繋げていく
このふたつの繰り返しになります。今回は、1に着目しましょう。
これは、歌う際に使う声の種類(緑、赤、紫)と、閉鎖筋、輪状甲状筋が強く働く音域(青枠、黄枠)を表した図です。
閉鎖筋は音域全体で、輪状甲状筋は中音よりの低音から高音までで働いているのが分かると思います。
なぜ低音域の輪状甲状筋が働く帯が短いのか、なんとなく想像がつくでしょうか?これは低い裏声を出していくと、地声低音では表声になってしまうためですね。
また、ボイストレーニングをしたことの人の多くは中音、高音での閉鎖筋がそれほど強くないため、高音部分で裏声になってしまったり、無理矢理喉を締め付けて閉鎖してしまい、尖った感じの地声になったりしてしまいます。
私のレッスンでは、上の図の①~⑥の筋肉をそれぞれ鍛えていきます。
このサイトでは、簡単化のために、②と③、④と⑤と⑥はそれぞれ同じような練習で鍛えていきます。
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