さて、練習に入る前に、ここからPC上で使えるキーボードを落としてください。


2無題




















練習方法として、「ホーホー」という息漏れした裏声と「オーオー」という息漏れのない裏声で音階練習をします。
(HiC)ドシラソファミレド(Mid2C) (Mid2C)ドレミファソラシド(HiC)という簡単なスケールをやってみましょう。
なるべく喉の力を抜いて、高音部では特に張り上げることのないよう注意します。

HiCが出ない!という方は無理せず出しやすい音から下に向かってスケールしましょう。

どうでしょう?やはり低い部分が難しいのではないでしょうか?
⑤の入り口の部分を上手になることが、上手くハイトーンを出すためのキーポイントになります!
ここはやはり慣れるしかないので、繰り返し練習していきましょう。

他にも(Mid2)ドミソド(HiC)ソミド(Mid2)や(Mid2)ドレミファソファミレドミドミドといった様々な練習法があります。色々試してみましょう。(そのうち音源を追加する予定です)

※裏声というのは想像以上に喉にダメージが残ります。1~2分発声したら休憩することを強くオススメします。


次に、⑥の部分の輪状甲状筋を鍛えましょう。
この部分は
正しく発声できてるかどうかで出せるかどうかが大きくことなってきます!
とにかくここは脱力、リラックスが鍵になります。もう寝てしまうんじゃないかと思うくらい喉の力を抜いて発声します(笑)
HiCから、できるだけ無理のない高さまで音階を上げていき、下りていくという練習を繰り返しましょう。もちろん、休憩を忘れないように!

最後に、息漏れのある裏声と息漏れのない裏声について書いておきます。
簡単にいうと、
  • 息漏れのある裏声=「輪状甲状筋のトレーニング専用の発声」
  • 息漏れのない裏声「実践的な発声」
です。
息漏れのない裏声は、実は同時に閉鎖筋(地声の筋肉)も鍛えられています。一方、息漏れのある裏声は閉鎖筋こそ鍛えられないものの、輪状甲状筋のトレーニングという観点から見ると息漏れのない裏声と比べよりベターな、ボイトレ専用の発声であると言えます。

カラオケやライブで中間音域、高音域を歌うときは、リラックスした状態で息漏れのない裏声で歌うことになります。これにより、自分は裏声を出しているはずなのに、周りの人からはふくらみのある地声のように聞こえます。
これが、ミックスボイス・ヘッドボイスの正体だと考えてください。

ただし、閉鎖筋(地声の筋肉)が弱い場合、中、高音音域で息漏れしてしまいます!(いわゆるファルセットになってします)
そこで、閉鎖筋を鍛える必要が出てくるわけです。次回はその閉鎖筋の鍛え方に着目しましょう。


次の記事:閉鎖筋の鍛え方(理論編)

 
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